2013/9/20 2回目読了。
 フェルマーの最終定理(予想)が証明されるまでの数学者たちの道のりを描いた本。本の主人公は、フェルマーの最終定理を最終的に証明したアンドリュー・ワイルズ。

 第犠 「ここで終わりにしたいと思います」
 ・アンドリュー・ワイルズがフェルマーの最終定理に興味を持った最初のきっかけでもある、ピュタゴラスの定理を証明した数学者ピュタゴラスと彼の教団を紹介。
 
 第蕎 謎をかける人
 ・フェルマーの最終定理(予想)を示した数学者ピエール・ド・フェルマーの生涯と、フェルマーの最終定理(予想)が生まれた瞬間を紹介。
 
 第珪 数学の恥
 ・フェルマーの最終定理の証明に向けて、それぞれの時代で格闘した数学者たち(レオンハルト・オイラー、ソフィー・ジェルマン、ガブリエル・ラメとギュスタン・ルイ・コーシー、エルンスト・クンマー)と彼らの取り組みを紹介。
 
 第絃 抽象のなかへ
 ・資本家パウル・ヴォルフスケールがフェルマーの最終定理を証明した場合の懸賞金を設立し、アマチュア数学者が懸賞の応募に殺到。
 ・20世紀の数学者たちが取り組んだ数学の取り組み(ヒルベルト・プログラムへの挑戦、ゲーデルによる不完全性定理、アラン・チューリングによる暗号解読)を紹介。
 ・アンドリュー・ワイルズが数学(楕円方程式)の研究者として第一歩を踏み出す。
 
 第江 背理法
 ・後にフェルマーの最終定理(予想)の証明につながる谷山・志村予想が、谷山豊と志村五郎によって提起される。
 
 第詐 秘密の計算
 ・アンドリュー・ワイルズが谷山・志村予想(≒フェルマーの最終定理)を証明するべく、たった一人で本格的な研究を始める。過去の数学の研究(エヴァリスト・ガロアによる研究、コリヴァギン・フラッハ法)が彼の研究に生かされ、7年に及ぶ研究の末、ワイルズがついに谷山・志村予想(≒フェルマーの最終定理)を証明する。
 ・証明の記念講義が発表され、参加者全員が大歓声を挙げる。
 
 第讃 小さな問題点
 ・アンドリュー・ワイルズが成し遂げた谷山・志村予想の証明に問題点が見つかり、その修復に相当の苦労が費やされる。1年後、問題点を完全に克服した研究が完成し、フェルマーの最終定理はついに証明された。
 
 第湿 数学の大統一
 ・フェルマーの最終定理が証明された後の数学の世界における種々の課題について紹介。

以上