今年の5/2-4、東日本大震災の被災地三県(岩手県・宮城県・福島県)を視察しました。県ごとに報告します。今回は宮城県です。

 ■□■被災地三県を視察 5/3(水)■□■

  5/3(水)
  宮城県塩釜市→宮城県石巻市→宮城県仙台市
1. 石巻市街を散策。

 石巻駅前の商店街を歩く。雨風が強かったのも要因の一つだろうけど、人が全然いなかった。地震と津波で破壊されたためかシャッターの下りたまま(2Fのガラスも割れたまま)の店が大半だった。
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 半分以上がちぎれたまま(人が機械を使って切ったようには到底見えない)の住所標識。津波による被害の大きさを窺わせる。
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 七十七銀行。サイボーグ009のキャラクターが店の前に立っている。
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 石巻市に多数のボランティアが全国から訪れた際に残したものかと思われる鯉のぼり。この鯉のぼりには広島の中学校からボランティアに来た生徒の寄せ書きがありました。
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 飲み屋街。午前中だからでもあるだろうけど、シャッターを下ろした店が多数。
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 張り紙の文面が切ない。「ボランティアの皆さん、私達の街をきれいにしてくれてありがとうございます。」この飲み屋街が震災直後にがれきと泥だらけになった通りだとようやく理解した。
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 商店街の通りにぽっかりと空いた土地。違和感の理由を数秒掴めなかったものの、隣の家の汚れを見て「ここにも店や家があったが、地震と津波の被害が激しく、全部取り壊さざるを得なかったのだろう」と読み取りました。
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 石巻立町復興 ふれあい商店街。お店が立ち並んでいますが、店へ入る勇気は宮田になく(店に入ったら何か買ってしまいそうだったから)、通りを歩くだけでした。
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 商店街がシャッター街となっているのは、これまで使っていた店や家が耐震の面で危険で使えないためなのかもしれないと、ふれあい商店街を見て思いました。こういう商店街は観光街というよりは地元に暮らす人びとの生活のためにあると思いますが、この商店街はコミュニティ復旧の基盤に果たしてなるのかな。。
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 駅前にありながら破損したままの右の建物。衝撃を受けました。建物が壊れて使えないのはわかっていても、取り壊すコストに見合わないためにそのままなのでしょう。こういう状況が続かざるを得ないのだから、「復興なるものは大変でまだまだ時間がかかる」と思い知らされました。
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 次回は石巻駅と仙台市街の様子です。