区切り〜後半

 遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
 普段のような年越しをしていないし、街の雰囲気がクリスマス前と全く変わっていないので正直実感が沸かないのですが、年が変わりました。そう思うと、気分も新たにしようという気持ちが沸いてきます。

 具体性は別にして、留学終了までの気持ちを確認として書きます。


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全日

 明日ですね。前泊を考えれば今日からですね。


 模擬国連とかやっていて僕にとって一番良いことは、日本と世界の未来に対してとても前向きになれることです。こんなに頑張っている人達がいると思うと、ついつい抱きがちな心配もなくなります。未来は明るいです。
 

 ぜひ力を出していって欲しいと思います。どんな形でであれ、その事実が決定的に重要だと思います。
 


 第17回模擬国連全日本大会に携わる全ての皆様に最大級の敬意を表して。





 
 Let us exult in our present sufferings, because we know that sufferings trains us to endure, and endurance brings proof that we have stood the test, and this proof is the ground of hope.

-The Bible


 現在の苦難を大きな喜びとしよう。苦難は我々の耐える力を鍛え、耐え抜くことは試練を克服した証をもたらし、この証が希望の拠りどころとなるからである。


WTO回想録 その3〜雑記

 閣僚会議が大詰めを迎えていた土曜日の夜(閣僚会議は日曜日まで)、会場前でデモ隊と警官隊との大規模な衝突があった。日本でもその映像は出ていたのではないかと思う。期間中幾度と無くデモを見たけれども、やはりこの最終日のデモからいろいろと感じることがあった。

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WTO回想録 その2〜引き受ける責任

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 WTOを見て回るうちに、幸運にも日本政府代表団と農家ら利害関係者、ならびにNGOとの意見交換の場に参加することが出来た。1週間ほどのWTO行脚の中で、将来自分のいるべき社会的立場はどこが相応しいのかを考える機会を与えてくれた。


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WTO回想録 その1 Non-Governmental Organization


 香港で、「NGO」と呼ばれる人達を実際に初めて見た。デモを行なっていたNGO(ここではNGOに限定している。農民など他に参加していた人達については別として考えて欲しい)と、日本政府代表団との協議に参加していたNGOとを見て、これまで漠然と考えていたことにいくつかの角度が加わったように思う。一口にNGOと言ってもいろいろあるし、見てきたNGOの性質が偏っているように思われるけれども、ここではNGO一般に対して現在抱いている感想を書く。続きを読む

西安放浪記その4〜西安大会 another story


 西安大会参加によって見えてきた自分の模擬国連を通した時の今の状態などを振り返ってみます。今更の感は否めませんが、整理をするには文章に残すことが重要です。

 今回こちらでも大会に参加したわけですが、海外大会に参加するために留学したわけではありませんし、こちらでの生活の中で今は優先順位の高いことが他にもあるので、大会への情熱はあまりありませんでした。正直準備に割いたエネルギーはそれほどでもなく、最低限のことだけしたというぐらいですね。
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idea2

 思いつくままに"idea"を書き、その後街を歩いて思い立って以来、社会や人を見る目というか、私の目に映る世界が変わったように思えます。世界を説明するための言葉を一つ掴んだと言えそうです。
 具体的には人一人ひとりの活動からその人の自己実現の可能性を見出し、それが積極的意識の下に可能となっているかどうか、そして可能となっているさまをdevelopmentの意味として捉えつつあります(文章足らずですし、一先ずの整理なのでここは流してください)。
 まだsustainabilityが何なのかしっくりこないので(各部分の説明に使えそうなアイデアは断片的にいくつかあるんですがまだまとまっていません)、sustainable developmentの理解にはもう少し時間が掛かりそうです。

 結論としてはそれこそアマルティア・センの言っていることの言い換えになりそうな気もします。

 世界(人や世の中)を見る視野が広くなりつつある気がします。掴んだものを文章に起こせばそれこそあっけないものであると思います。正直ここで書くのも、また口に出して言うのも気恥ずかしささえ覚えてしまうほどです。ではありますが、思考がまとまったこと、またその過程で多くを学んだという意味で、今迎えつつある状態には一定の意味があるように思われます(それは決して学問的な意味に限定されるものではありません)。

 もう少し粘ってみます。ものを考え始めてから5年ほど経ちますが、レベルはともかく、もう少しで一先ずの区切りが付きそうな気がします。それはまた人生のスタート地点に帰ることにもなります。

idea

 今、これまで見えてきた世界が全く違ったものとして見え始めている気がする。
 sustainabilityとはどういうことなのか、developmentとはどういうことなのか、2つをくっつけたsustainable developmentとは何なのかを、もう少しで自分の言葉で言い表すことが出来そうな気がする。

 それはただ本からの知識をまとめたものではなくて、これまで断片的に考えてきた事柄や、経験してきたことから、自分の思想として一つ大きな形でまとまりそうな気がする。

 まだ明確に文章化できない。まだまとまっていない。

 だけれども、この漠然とした感覚を確認するために、一歩踏み出すための土台を作るために、今この文章をしたためる必要がある。そうしないと何も手に付かない。

西安放浪記 その3〜鄭州観光+西安市内探索

801bd0b2.JPG 西安放浪記 その3〜鄭州観光プラス西安市内探索

 2回目に引き続き、3回目も観光の様子をお伝えします。

 夜行電車に揺られ、目を覚ますと目的地の鄭州は目の前でした。相席したタイ人の2人は既に手前の駅で下車していました。”Have a good trip”というメモ書きが、ささやかではありながらも人とのふれあいの証としてあったので嬉しかったですね。

 駅に到着して直ぐに帰りの電車の切符を買い(次の日の朝までに西安に戻れないと香港に帰れるかどうか微妙になるので)、鄭州付近を巡る一日ツアーに参加しました。
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 西安放浪記 その2〜西安観光

 2回目は今回の旅のもう一つの軸である、西安の観光の様子をお伝えします。

 西安大会の後、僕と韓国の学生(ドンチョル「東哲」という名前です)とで西安を観光しました。当初の予定では大会後直ぐに香港に戻るはずだったのですが、わざわざ西安にまで行って模擬国連だけやって帰るなんて勿体ないので(直ぐまた来るとも思えないので)、他の香港代表と現地で別れ、僕ら2人だけ西安に残り、日曜日から水曜日まで丸3日遊び回りました。時間軸に沿って紹介していきます。
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